2013年6月15日土曜日

懐石 亀山

深谷にある懐石料理のお店が亀山である。
古民家で味わう懐石料理とは一体!?

マイナー店ではなく有名店なので番外編という感じかもしれませんが、
レポります。

場所は一方通行沿いにあるので車で行く際は注意が必要ですね。


趣のある玄関口に白い暖簾が映えますね。
蚊取り線香の豚さんがシンメトリー的にいるのが可愛らしい。

玄関を入ると、着物姿でお出迎えされ、どことなく旅館的な雰囲気で和みます。



























中庭を見ながら廊下を渡り客間に通されます。

静かで落ちつきます。
車の音も聞こえてきませんね。


全てテーブル席となっているようです。
和室にテーブル席という組み合わせは趣が無いかもしれませんが、

食事のし易さと年齢層を考えると良いのかもしれません。


































ランチタイムには3種類のコースが用意されています。
東雲(2500円)松花堂弁当
暁(3500円)1汁5菜
曙(5000円)料理八品

ちなみにディナータイムは5000円からとなります。


今回は事前予約をして暁コース(3500円)1汁5菜をチョイスしました。




予約時間にお店に行くとテーブル席には向附が準備されていました。
暫くして縁高が運ばれきました。





























向附には、椎茸の和え物、なます、卯の花、もずくの組み合わせでした。
どの品も角のない丸みを帯びた優しい味が特徴です。

まずはこれで口の中に爽やかな風を舞い込ませます。

また短冊には「梅子黄」と書かれています。
この日は雨は降りませんでしたが梅雨空の時期を表した良い表現ですね。


料理の味のみを楽しむのではなく、雰囲気や彩を楽しめる
そんな空間と心遣いは和食ならではですね。











































縁高はクリームチーズ豆腐のアボカド添えです。
トマトのジュレがかかっています。

クリームチーズとアボカドの相性は意外にも良い。
それはクリームチーズがもっとこってりとした味なのかと思いきや
豆腐のような淡白さなので脂っぽい濃厚なアドカドとの食べ合わせも美味しくなっている。

またトマトの酸味でサッパリとした後味になっている。

もっと食べたいと思わせる一品である。





























程なく食べ進めると、お造りが運ばれてきた。

お造りはマグロの中トロと赤身、アイナメ等、蓮系の不思議な根菜がのります。
味は至ってノーマルでしょうか。






























そして焼き物が登場です。

鮎です。

鮎の塩焼きですが、3枚に卸されています。
身は2枚に折られ厚みをまし、骨はカリカリに素揚げされています。

鮎は美味しいけど食べづらくて・・・、そんな要望を叶えてくれたような一品です。

これをお茶漬けにして食べたい衝動に駆られた。

皮とパリパリとした食感と身の弾力と淡白味わいと適度な塩気。

これは美味しい。

好みに合わせて、お酢系のつけダレで頂きます。




























焚合せは銀だらとなす、ごぼうとなります。
そして嗅覚を刺激する良い匂い。

山椒の匂いが若干する。
出汁の染みこんだ茄子、色見のついた銀だらは言うまでもなく美味しいです。

そして冬瓜も主役級の味わいです。
美味しさを閉じ込めた味わいと冬瓜の水々しさと歯ざわりは筆舌に尽くしがたい。




























そして季節のご飯と汁の登場です。

とうもろこしの炊き込みご飯とジュンサイの味噌汁です。

ご飯よりも汁が主役でしたかね。
やはり、汁に溶け込んだ深い味わいは何とも言えない。
出汁を丁寧にとって出来上がる一品は巧みの技と言えるでしょう。

ご飯、汁は比較的薄味となっており、香の物の塩気で調整する感じでしょうかね。

個人的には薄味が好きなので丁度よかったですね。




























最後はデザートです。
3種類もあります。




まずはゼリーです。
コーヒーゼリーと言っていたような気がしたのですが、
味は紅茶でしたかね。アールグレイか?!

甘くなく丁度よい。



季節のフルーツとレモンゼリー

スイカの甘さとレモンゼリーの爽快な酸味。

美味しい。

もっと食べたい。




























そして黒ゴマアイス。
黒ゴマの脂っぽい感じというよりは濃厚な味の深さと黒ゴマの香り。
上品な大人のアイスとなっている。

この貴賓溢れる味わいは一体!?

アイスを割ると黒い宝石が溢れ出てくるようだ。




























最後にお薄です。

3口に分けて・・なんて作法など気にせず飲みます。
濃いよねやっぱり。ちょっとほろ苦い感じが〆となり、口の中と胃袋を引き締めます。

良薬、口に苦しそんな言葉が浮かんで消えました。





























こうして暁は終了した。
懐石料理は大人の嗜みさ!

料理を口にすれば、そんな言葉を吐いてしまうに違いない。

身体と心に栄養を与えたい。
そんな時に訪れたい癒しの料理の数々。


様々なコースも設定されています。2万円位までありますかね。
要望があれば色々と聞いてもらう事も可能みたいです(お金はもちろん掛かりますが)

贅の限りを尽くして高級食材で料理してもらうのも面白いかもね。(宝くじでも当たればね)


ともあれ、一度は行っておきたいお店ですね。


以上
レポ終了!

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